多くのNPOにとって、6月は総会シーズンとなります。
重点は何であったか、課題に対してどのような戦略を立てたのか、実際の戦略はうまくいったのか、今年度はどんな一手を打つのか。最も重要なステークホルダーである会員に対して、事務局は報告資料の準備に追われているころと思います。なかには100ページを超える大作をつくっている団体もなかにはあるのではないでしょうか。

しかし、非常に残念なのが、その報告資料をつくったところで終わってしまっている団体が多いということです。もちろん、NPO法人は所轄庁への報告を行いますが、その所轄庁が各NPO法人の報告をWEBサイトで公開をしていなければ、多くの人たちが見ることができません。

情報公開というと、義務的なイメージに聞こえますが、報告資料は団体の価値を伝えるコミュニケーションツールです。私たちが思っている以上に、これから協力をしたい・支援をしたいと考えている方は、各団体の情報公開を必要としています。情報公開がされていないということだけで、対象から外れてしまうことは、非常にもったいないと思います。

団体がWEBサイトを持っているのであれば、ぜひ、各団体の報告資料の掲載を検討してほしいと思います。