「【安心して感染したい】物騒なタイトルですが…。」と書かれた記事が話題になっています。これは、見附市役所のFacebookで投稿されました。筆者は、市内在住の見附市公式レポーターの方です。
新型コロナウイルスに感染することへの不安ももちろんありますが、感染したことによる反応のほうが心配という人は多いのではないでしょうか。
「狭い町で噂になるから一人目の感染者にだけは絶対になりたくないわ~」
「感染なんかしたら『あの人!』って、後ろ指さされちゃう」
本当は、みんなが思っている気持ちが漫画で紹介されています。
ふだんの記事よりも、はるかに多くシェアされています。
https://www.facebook.com/city.mitsuke/
コロナ禍で様々なことがオンラインになるなか、活動を再開しているNPOもあります。
先日、日本NPOセンターが主催したセミナーのなかで、若者支援に携わるNPOの方から、対面での活動再開についての不安が語られました。
「オンラインでの相談が難しい方々もいます。やはり直接あって話をすることが必要な場面があります。しかし、今後、現場で感染がおこってしまった場合、社会からどんな反応があるのかが、一番の心配です」と、苦悩を語られました。
覚悟を持って再開したものの、事実だけが取り上げられることとなってしまったら、対人支援の現場は、萎縮するだけになってしまいかねません。
投稿された漫画の最後に、『見附人として互いを想い合う温かい「ひと」でありたいと願う』と締めくくられています。
偏見や誤解が広がらないように、活動の背景や意図を私たちが発信していくことの重要性を痛感しています。