日本NPOセンターは、1月26日にパナソニックと共催で組織基盤強化フォーラムを開催した。組織基盤強化の取り組みを支援する「パナソニックNPO/NGOサポートファンド for SDGs」の贈呈式にあわせて毎年開催しているもので、今年は「外部の力を活かして取り組む組織基盤強化」をテーマとした。

詳細の報告は後日ウェブサイトをご覧いただくとして、個人的に印象に残ったワードを拾いたい。

フリースクールみなもの今川将征さんは「組織基盤の取り組みをした後も、みなもはみなものままだったし、スタッフも変わらずその人だった。ただ、意識せずに大切にしていた“みなもらしさ”を明文化でき、自分たちは何者かを再発見した」と話された。地球市民の会の岩永清邦さんは「まだまだ課題はあるが、事務局と理事の対話の文化が生まれた。個人レベルで持っているものを出し合い、理解し合って進められるようになった」とまとめられた。

そしてフリースクールみなものコンサルティングを担当されたOffice musubimeの河合将生さんは「啐啄同時(そったくどうじ)」という言葉を使って、団体と伴走支援者との理想の関係性を表された。

いずれの事例も、コンサルタントが支援をされているが、団体内の組織課題に問題意識を持つ人の思いを汲んで、団体内の議論を円滑にするサポートをするまさに伴走役。

「組織基盤強化とは何か」の説明は様々あるが、組織を成長させるために必要なものは、自分たちの中にあるし、自分たちの中にしかないと再認識した。

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