2023年8月31日に、日本NPOセンターは「NPOと行政の対話フォーラム」を開催しました。このフォーラムは2002年から毎年開催しており、全国各地から行政職員とNPOスタッフとが一堂に会して議論する機会として好評をいただいています。今年は4年ぶりの対面開催となりました。

新型コロナウイルスの扱いが変わり、対面開催が徐々に増えている一方で、この間獲得したオンライン会議のノウハウも有効で、私たちの活動もステップアップした印象があります。対面開催、オンライン開催、両方を使ったハイブリッド開催を、外部事情ではなく自分たちの意思で設計をしなければならない、という、新たな悩みどころもできました。

私たちも今は悩みながら、事業の趣旨と照らし合わせて適切だと考えるものを選んでいます。

NPOと行政の対話フォーラムは「一堂に会する」というところにも価値があると考えて、対面開催としましたが、オンライン配信を望む声も感じており、その部分は切り捨てたことになります。

一方で、NPO支援センターの初任者を対象とした「NPO支援センター初任者研修会」は、長らく合宿形式で開催し、初任者同士のネットワークを生み出してきましたが、コロナ禍でオンライン開催にしました。その際に、「小さな子どもがいるのでこれまで参加できなかったが、オンラインになったので参加できた」という声がありました。それを受けて基本的な内容を聞いていただく機会は広く確保すべきだろうと考え、今年もオンライン開催としました。以前行っていた合宿形式でこその深い交流を期待する声がありましたが、その時はそちらを切り捨てたことになります。

それぞれの判断がよかったのかどうかは、アンケートをはじめとするみなさんの声をいただきつつ、今後の研修やフォーラムの企画に参考にしたいと思います。

オンラインと対面、もしくはハイブリッドの使い分け、みなさんはどうされていますか。
ぜひいろいろなお声、工夫をお聞かせください。

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