「誰も取り残さない」被災者支援のために 今こそ災害法制の改正を

<取材・執筆>時盛 郁子 <イベント>3.11から未来の災害復興支援を提案する会 「一人ひとりを大事にしだれも取り残さない被災者支援制度を求める」緊急院内集会 こんな思いをするなら、あの時死んでいればよかった――。配布さ …

「前に進もうとする姿勢」が社会を変える 30才以下が考える持続可能な社会のつくり方

<取材・執筆>時盛 郁子 <イベント>みんなの市民サミット2023 分科会:Youth Summit 2023 in 広島 ~Redefine our future through sustainability~ 「みな …

子どもたちと地域に寄り添う地域食堂「ぽぴカフェ」

<取材・執筆>千綿 海大  <取材先>NPO法人ポピンズくまもと 地域食堂「ぽぴカフェ」 代表 森髙 麻里さん 地域食堂「ぽぴカフェ」(代表:森髙麻里さん)は、NPO法人ポピンズくまもとが運営する、熊本市西区にある地域食 …

虐待を受けた当事者について知り、当事者へのサポートを考える

<取材・執筆>木下 祐一  <講演会>しょうりゅうのつどい「虐待をうけた当事者のきもち」 2023年2月23日(木・祝)、佐賀県小城市にあるゆめぷらっと小城にて「虐待をうけた当事者のきもち」という講演会が開催された。この …

ならサポートワークラボに聞く、障害者の就労支援

<取材・執筆>大沼 育夢  <取材先>特定非営利活動法人ならサポートワークラボ 理事長 小島 秀一さん 「働くことがゴールではない。障害のある人や生きづらさを感じる人が働き続けられる手助けをしたいんです」。そう語るのは就 …

インクルーシブデザインから広がる相互理解

<取材・執筆>やまべ なつえ  <取材先>特定非営利活動法人Collable 代表理事 山田 小百合さん 「インクルーシブデザイン」という言葉を聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか?今でこそインクルーシブという言葉は広く …

日本で暮らす外国人を支える「RINK」の活動~多国語の相談窓口で人権を守る~

<取材・執筆>シュナイデル 恵里花 <取材先>RINK-すべての外国人労働者とその家族の人権を守る関西ネットワーク 事務局長 早崎 直美さん 「外国人だからといって最初から疑ってかかられたり、話をちゃんと聴いてくれなかっ …

避難所に「行けない」セクシャルマイノリティ

<執筆>安岡 和由  <セミナー>GID Link 人権研修「多様な性〜性別不合・性別違和について〜」&公益財団法人福岡県人権啓発情報センター(ヒューマン・アルカディア) 県民講座「被災地のLGBTQ+支援」 1.災害時 …

「生きられない!」在留資格を持たない外国人の明日を守る未来へ

<執筆>シュナイデル 恵里花  <イベント>移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連) 在留資格のない外国人の生存権を求める院内集会と省庁交渉「生きられない!ー在留資格のない外国人の現状と支援現場からの提言」 2022年 …

子どもに選択肢を フリースクールと経済状況

<取材・執筆>安岡 和由 <取材先>NPO法人フォロ 理事・事務局長 中嶋 千賀さん 1.はじめに──フリースクールにかかる費用 筆者は大学生で、フリースクールでインターンシップ活動をしたことがある。それをきっかけに、フ …

小水力発電の現状と課題

<取材・執筆>西山 慶 <取材先>特定非営利活動法人PVネット兵庫グローバルサービス 副理事長 林 洋幸さん 河原 一郎さん 理事 下井 脩さん 再生可能エネルギーの中でも、「小水力発電」に関心をもち、特定非営利活動法人 …

被災地における要配慮者支援について見えてきた課題~多様な人々が身を寄せる避難所のあり方とNPOの活動について考える~

<取材・執筆>やまべ なつえ  <取材先>認定特定非営利活動法人ゆめ風基金 理事・事務局長 八幡 隆司さん 今年も台風や大雨による被災地の報道が続いています。ひとたび災害が発生すると自宅が住めない状態になってしまい、避難 …

口唇口蓋裂当事者が“前を向ける”場所。「口友会」50年の確かな歩み

<取材・執筆>竹林 徹  <取材先>口友会(口唇・口蓋裂友の会) 会長 佐野 智さん 会員の皆さん 生まれつき口唇(くちびる)や口蓋(口の中の天井部分)に割れ目がある、口唇口蓋裂という疾患がある。日本での有病率は、約50 …

発達障害当事者の視点で考える“誰もが生きやすい社会”へのアプローチ――第9回ピアリーダー研修会

<執筆>藤川 優介  <研修会>NPO法人DDAC(発達障害をもつ大人の会) 第9回ピアリーダー研修会 「ピアリーダーは一人で抱え込んではいけません。悩みや情報を共有できる仲間とつながり、互いに学びあう姿勢が大切です」 …

1人暮らしの孤立を防ぐ支え合い――つながりと安心が生まれる場所、でんでん虫の会「おしゃべり会」

<取材・執筆>Shiraogawa Haruna   <取材先>NPO法人でんでん虫の会 代表 吉松 裕藏さん 事務局長 永田 貴子さん 1人で暮らす元野宿者、高齢者、障害者、DV被害者らが安心して暮らせる地域づくりを進 …

「女の子だから」「男の子だから」が可能性を閉ざす 見直したいジェンダー・ステレオタイプ

<執筆>中小田 はるか  <イベント>「日本の高校生が直面するジェンダー・ステレオタイプの実態」~レポート発表記念イベント~ この数十年で徐々に男女平等意識が浸透してきていると感じていたが、世界経済フォーラムが発表してい …

当事者主体の活動が支える、視覚障害者の就労

<取材・執筆>Shiraogawa Haruna  <取材先>特定非営利活動法人タートル 理事長 重田 雅敏さん 「急激なテレワークの導入に、視覚障害者に対応するアクセシビリティが追い付かず、在宅勤務ができないケースを多 …

日本版気候若者会議参加者は社会課題と市民を結ぶキューピッド

<取材・執筆>鈴木 良壽   <取材先>菅原瑞季さん 大嶋香菜子さん 長谷川友子さん 私が2021年の夏に参加した日本版気候若者会議。様々な背景をもった39歳以下の若者が集まり、気候変動の問題に取り組むため必要 …

災害時の被災者支援と復興にプロの力を 「311変える会」シンポジウムより

<執筆>飯塚 哲   <シンポジウム> これまでの大規模自然災害から考える現在の被災者支援制度in静岡 私は、地方自治体の職員をしています。去る3月26日に参加したオンラインシンポジウム「これまでの大規模自然災害から考え …

愛せるもので語り継ぐ震災の記憶

<取材・執筆>時盛 郁子  <取材先>特定非営利活動法人桜ライン311 代表理事 岡本 翔馬さん 岩手県・陸前高田市。この街に、2011年11月から桜を植え続けている人たちがいる。これまでに植えた桜は、1947本。その1 …

現場の声から見えてきた「依存症への理解」

<取材・執筆>渡辺 有紀  <取材先>特定非営利活動法人いちごの会 リカバリハウスいちご尼崎 管理者 武輪真吾さん 依存症と聞いて、多くの人が持つ印象はどのようなものでしょう。なんだか怖い、その人が弱いから自己責任なので …

どんな時も親子たちの居場所に―子ども食堂の支援の形

<取材・執筆>上甲 結奈  <取材先>まつやま子ども食堂(そらいろのたね店) 代表 野中 玲子さん あなたは、子ども食堂という存在を知っているだろうか? 子ども食堂とは、子どもや親を中心に無料または低価格な食事提供などで …

コロナ禍、子どもと共に考えるこれからの「まなぶ権利」

<取材・執筆>奥山 由希子  <取材先>セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 田代 光恵さん 松山 晶さん 2020年以降続くコロナ禍は、もともと経済的に弱い立場にあった人に深刻な打撃を与えた。特に、サービス産業において非正 …

日本版気候若者会議に参加したら走り出していた話

<取材・執筆>鈴木 良壽   <取材先> ジャパンユースプラットフォーム 高橋 理都子さん 「ミツバチが地球上から消えたら、人類はあと4年生きられるだろうか?」 ――アルベルト・アインシュタイン 初めてこの一言を知った私 …

企業が負う「人権尊重の責任」—アムネスティ「ビジネスと人権」入門セミナーより

<執筆>竹内 紀将   <セミナー> アムネスティ・インターナショナル日本 「ビジネスと人権」入門セミナー 会社勤めの経験がある人ならば、一度は上司や経営者への不満を抱えたことがあると思う。「残業代が支払われなかった」「 …