障害者アーティストの活動に見るアートの役割

「音楽(芸術)は無力だ」。東日本大震災の直後、世界的指揮者である佐渡裕氏は嘆いた。その後、被災地だけでなく日本中で芸術活動を中心に「華やかゆえ慎むべきこと」扱いとなっていった。しかし、徐々に復興活動が始まると、音楽や絵、ダンス、パフォーマンスなど、「アート」を通して寄り添う活動に尽力するアーティストが多数出てきた。

「難民とスーパーへ行くこと」難民支援の現場で学んだ、外国人と日本人が共に生きるために必要なこと

年末を目前に控えた12月のある土曜日、東京・目黒にある難民支援を行う「さぽうと21」の事務所の扉を開くと、テーブルにはミャンマーやベトナムなど世界各国の料理が並び、 肌の色や年齢も様々な人たち100人ほどが、食事やおしゃべりを楽しんでいた。

発達障害の子どもが近くの学校でイキイキと学ぶために

障害のある子もない子も、住んでいる地域の同じ教室で一緒に学べるのか?発達障害の子どもがいる私は、就学先を選ぶ際、とてもモヤモヤした。障害の有無は関係ないという環境が理想だけれど、そういう学校は大阪や長野など遠方にあるか私学であり、現実的な選択肢ではない。