異質なものが刺激し合う。児童館とNPOの協働から考える地域変革のはじめ方

日本NPOセンターでは2007年から「子どものための児童館とNPOの協働事業」を実施している。名称の通り、児童館とNPOの協働を進めるもので、初年度より住友生命福祉文化財団(事業開始当初は住友生命社会福祉事業団)のご支援 …

2013年度を迎えて~これからのNPOのあり方をどう考えるか~

2013年、新しい年度が始まった。 NPOの組織基盤強化を目的に、2010年秋から政府予算によりスタートした「新しい公共支援事業」も2012年度で終了し、その意味と効果が問われている。 この施策を進めてきた民主党では、支 …

NPOの専門性・専門化とは何か?

広報、会計、資金調達、ボランティア・マネジメントといったNPO向けの専門的知識・スキル養成講座が各地で行われている。そのような講座が提供される背景には、団体が法人化されることで自団体の組織運営を考えたり、また行政や企業等 …

リオで考えたグローバルに見る市民社会組織の意味と役割

今年6月、ブラジルのリオデジャネイロで開催された「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」に、国際協力NGOセンター(JANIC)の代表として参加してきた。 今から20年前にこのリオで開催された「国連環境開発会議(地球サミ …

組織としてゆずれないものありますか?

NPOマネジメントについての講座や書籍には、かならずと言っていいほど組織の「中長期ビジョン」を作る必要性が強調されている。私も組織基盤の講演をする際には、近視眼的な組織運営ではなく、3年から5年を見越した計画を立てた方が …

利害調整力で主体的に変革を進めよう

「マルチステークホルダー・プロセス」という言葉をよく目にするようになった。3者以上の利害関係者(ステークホルダー)が対等な立場で参加し協議する中で、単体や2者間では解決の難しい課題を、協調して解決していくこと。カタカナ言 …

タダより高いものはない!?参加費無料は、NPOの自立を促すか?

参加費がタダだとだめな気がする。それは、よい社会を作ろうといいながら、格安のお弁当を買っているのと似ている。タダそのものがだめだとか、格安のお弁当そのものがだめだと言っているのではないが、それだけでは、だめな気がする。タ …

日本のNPOはドロ船か?

昨年の秋から、下のような図を用いて講演することが多くなった。分かり易いのか、反応は概ねよい。図柄やコメントは講演の趣旨によって少しずつ変えており、固定させるにはもっと洗練させてから、との思いもある。だからWebや紙媒体で …

今一度、特定非営利活動促進法の趣旨を考える

特定非営利活動促進法(以下、NPO法)の第1条をご存じだろうか。 そこにはこのように書かれている。 「この法律は、特定非営利活動を行う団体に法人格を付与すること(並びに運営組織及び事業活動が適正であって公益の増進に資する …

広域避難者の支援に思う

昨年3月11日の東日本大震災から1年と1カ月が経過し、被災した地域では地域差こそあれ少しずつ復興に向けた取り組みが進んでいる。しかし、約34万4千名の方々がなおも不自由な避難生活を余儀なくされている状況には大きな変化がな …